「リケジョのWA 2024」担当女子学生インタビュー!
今回のSkipは、2025年1月11日(土)に開催した、女子小中学生対象の「リケジョのWA in WINTER」 に密着!
当日担当した女子学生にインタビューを行い、本イベントを振り返ります。(開催報告の記事はこちら)
リケジョの輪とは?

日本のものづくり技術や産業技術は、かつては世界をリードしていましたが、現在は停滞している状況です。しかし、日本の技術力はこれからも国際社会において重要な役割を果たしていく必要があります。そのためには従来の枠にとらわれない、多様で柔軟な発想が必要です。
このような背景から、近年女性の活躍を推進する企業が増えており、社会的に理工系女子学生育成の要請が高まっているため、北見工業大学では、総合型選抜コース確定枠(令和8年度以降はユニット確定枠)において、女子を対象とする「女子特別枠」を設定しました。
また、ダイバーシティ推進への取り組みの一環として、オープンキャンパスのメイン参加者である高校生向けに、本学の女子学生が多様性のある学習環境の中で過ごす普段の学生生活や、柔軟な思考力・発想力を活かして行っている自身の研究活動などについて発表する場として、「リケジョの輪」を開催しています。
そしてこのたび、本学の女子学生が体験をサポートし、女子児童・生徒のみなさまに理科・工学の楽しさを知ってもらう機会として、「リケジョのWA in WINTER」を初めて開催しました。(都合により②のテーマは未実施)
女子学生インタビュー
M.O さん
大学院博士前期課程 工学専攻
応用化学プログラム 2年
K.N さん
大学院博士前期課程 工学専攻
応用化学プログラム 1年
M.H さん
工学部 地域未来デザイン工学科
バイオ食品工学コース 4年
T.M さん
工学部 地域未来デザイン工学科
情報デザイン・コミュニケーション工学コース 4年
Y.H さん
工学部 地域未来デザイン工学科
情報デザイン・コミュニケーション工学コース 3年
M.N さん
工学部 地域未来デザイン工学科
情報デザイン・コミュニケーション工学コース 3年
Q1.今回のイベントについてお聞きします
Q1-① 女子小中学生に指導する中で意識したり、心がけたことを教えてください。
テーマ①:ハッカの蒸留と抗酸化試験

K.Nさん
参加者のみなさんには、実際に研究者になりきってハッカの蒸留と抗酸化試験を行ってもらいました。その中で実際に器具や装置にたくさん触れてもらう事を心がけ、実験の楽しさを知ってもらうよう意識しました。
M.Oさん
“ピペットマン”など、おそらく初めて触れる器具の使い方を出来るだけわかりやすく伝えるよう意識しました。
M.Hさん
初めて体験で緊張している人も多いと思ったので、なるべく優しい話し方で接することを意識しました。
テーマ③:プログラミング体験 ~ホームページを作ろう~

T.Mさん
スマートフォンやタブレットは使いこなせるけどパソコンはあまり触ったことがない、というところからスタートする子も多いかなと思ったので、なるべくわかりやすい言葉で説明することを心がけました。
Y.Hさん
選んだ色や写真の理由を聞き、リラックスした状態で楽しんでもらえるよう、柔らかい雰囲気づくりを心がけました。
M.Nさん
ウェブデザインで迷った際には、何度も試しながら楽しさを実感してもらえるよう、考えすぎず実際に作ってみることを勧めました。
Q1-② 本イベントに参加した感想を教えてください。
テーマ①:ハッカの蒸留と抗酸化試験

M.Oさん
中学生のみなさんにはまだ分からないことだらけだったと思いますが、積極的に実験を行ってくれて嬉しかったです。
K.Nさん
初めて見る事、聞く事がたくさんあったと思いますが、すごく興味を持って体験に参加してくれていたので、私たちも楽しかったです!
M.Hさん
普段関わることのない中学生のみなさんと交流する機会をいただき、とても良い経験になりました。
テーマ③:プログラミング体験 ~ホームページを作ろう~

T.Mさん
オープンキャンパスの「リケジョの輪」では、自己紹介を一方的に発表する形だったのですが、今回は参加者と一緒に進めていく感じが楽しかったです。
Y.Hさん
作成したホームページにそれぞれの個性が表れていて、変更内容が反映された時に「すごい」と感想をつぶやく声を聞けたことが、個人的に嬉しかったです。私も楽しい時間を過ごせました。
M.Nさん
普段、小中学生と接する機会がないため、わかりやすく教えることの難しさを感じました。しかし、プログラムを書き換えて実装が成功したときの良い反応を見て、情報分野に興味を持ってもらえたと感じました。
Q2.ご自身のことについてお聞きします
Q2-① 理系に興味を持ち始めた時期を教えてください。

M.Oさん
高校の文理選択の時点では学びたいことがまだ定まっていなかったため、文系の学部も受験できるからという理由で理系を選びましたが、思い返してみると小学生の頃から理科の実験が好きだったので、その辺りから理系に興味を持っていたと思います。
K.Nさん
はっきりと興味を持ち始めたのは高校生の時です。生活の至るところにある現象は全て、物理や化学、生物で成り立っていると知ったからです。また、理系大学生の白衣を着て研究をしている姿がすごくキラキラして見えました。
T.Mさん
理系に興味を持ったのは、高校1年生の物理基礎の授業からです。物理基礎は先生が実験を挟みながら授業を進めてくれ、「物理って面白いかも」と思ったのがきっかけです。
Q2-② 北見工業大学へ進学した理由を教えてください。

K.Nさん
工学部と聞くとモノづくりのイメージが多いと思いますが、北見工大には化学や生物を工学的な視点から学べるバイオ食品工学コースがあり、私にとってすごく魅力的に見えたことが最大のキッカケです。
Y.Hさん
工学部に進学したいと考えていたものの、機械系と情報系のどちらを選ぶか迷っていました。北見工大では入学後に進みたいコースを選択できるため、進路をじっくり考えられる点に魅力を感じて進学を決めました。
M.Nさん
希望していた情報系の分野を専門的に学べる環境が整っていたからです。また、大学進学を機に地元を離れ、新しい環境で自分を成長させたいと考えたことも理由の一つです。
Q2-③ 今所属している学科・コースを選んだ理由について教えてください。
また、大学院生の方は大学院進学を決めた理由もあわせて教えてください。

K.Nさん
(大学院1年)
生活必需品、嗜好品のような人々に寄り添った商品に携わりたいと思っていたので、バイオ食品工学コースを選択しました。しかし、研究室配属後の1年間だけでは社会に出ても満足な成果は出せないと感じたため、大学院に進学してさらに足りない能力を学び、研究者としての知識や経験を養っているところです。
M.Hさん
(学部4年)
入学前から化学が好きで、白衣を着た“リケジョ”に憧れていました。北見工大には興味のある研究室があったので、受験の際に地域未来デザイン工学科を選択し、2年次からはバイオ食品工学コースに進みました。
T.Mさん
(大学院1年)
1年次の授業であった「プログラミング入門」のPythonでのプログラミングが面白かったので、情報デザイン・コミュニケーション工学コースを選択しました。また、私の所属する情報フォトニクス研究室では厳冬期の光学現象について研究しており、せっかく北海道で冬の研究をしているなら、もう少し研究を続けたいなと思い、大学院への進学を決めました。
M.Nさん
(学部3年)
将来、情報系の仕事に就くため、プログラミングやデータ処理などを専門的に学べる情報デザイン・コミュニケーション工学コースを選びました。基礎から応用まで幅広く学べる点に魅力を感じました。
Q2-④ 北見工業大学に入学してみた率直な感想を教えてください。

K.Nさん
率直な感想としては、「北見工業大学に来てよかった!」と感じています。入学してこんなに興味溢れる研究テーマに出会えたことに感謝しています。
T.Mさん
自分から興味を持って行動すれば先生方が親身になってくれるところがいいなと感じています。4年次に他コースの先生の授業を履修していたのですが、卒業研究のテーマで悩んでいた時、その先生から新たな視点で助言をいただくことができ、非常にありがたかったです。
Y.Hさん
入学してみて、真面目で優しい人が多いと感じました。道外出身のため、最初は友達ができるか不安でしたが、みんな同じ気持ちだったようで、同学年の女子同士ですぐに仲間を見つけることができて安心しました。
Q2-⑤ 小中学生のうちから活用できる、おすすめの勉強方法があれば教えてください。

M.Oさん
おすすめの勉強法は、生活する上で感じた疑問を調べることです。例えば日中の空ってなんで青いんだろうとか、なんで救急車のサイレンは通り過ぎると音が変わるんだろう…など、身の回りに溢れている疑問を見つけ調べるうちに、学校で学んだことと結びついて自分の知識として残ると思います。
K.Nさん
日ごろから考える事を意識することが私がおすすめする勉強方法です。人間は忘れる生き物ですが、生活の中でどのように使われているかなと考える事で、その情報に価値を見出すことが出来れば忘れなくなります。
M.Nさん
復習を徹底することです。特に間違えた問題を解けるようになるまで繰り返すことで基礎が身につき、高校生になってからの勉強もスムーズになります。
Q2-⑥ 大学生活で印象に残っているエピソードを教えてください。

M.Oさん
2人の友達と一緒に回った、北海道の道の駅スタンプラリーです。襟裳岬で車中泊をした次の日に北見に帰ってきてアルバイトに行ったり、無茶をしてたなと思いますが、学生時代の今しかできないことなので印象に残っています。
T.Mさん
一番印象に残っているのは、オンネトーや屈斜路湖への現地観測に行ったことです。オンネトーでは、凍った湖の上を歩きながらアイスバブルの写真を撮ったり、屈斜路湖ではジュエリーバブルを探してすごく楽しかったのを覚えています。
Y.Hさん
M.Nさん
大学の助成を受けて、台湾の語学研修に参加したことです。初めての海外で、異国の文化や歴史に触れたり、現地の食文化を体験したりと貴重な経験になりました。提携校の学生とも交流を深め、楽しい思い出ができました。
Q2-⑦ 卒業後に予定している進路や、将来の夢について教えてください。

M.Oさん
卒業後は研究職のアウトソーシング事業を行っている企業への就職が決まっています。研究者の端くれとして知識のインプット・アウトプットを怠らないようにしたいです。
K.Nさん
修士を取得後、就職したいと考えております。将来の夢は、自分の学んできた知識や経験を利用して、人々に喜びを与えることのできる商品を届いたいということです。人に信頼され人に幸せを分け与えられるような人になりたいです。
M.Hさん
尊敬する先輩たちに続いて大学院に進学し、研究職に就きたいです。
最後に、北見工業大学への進学を考えている受験生へ先輩としてのアドバイスやメッセージをお願いします。

K.Nさん
北見工業大学だからこそ学べる事は、皆さんが想像している以上に沢山あります。大学生は、行動しなければ何も始まりませんが、自分で行動を起こせたのならチャンスはいくらでもあります。受験勉強頑張って下さい!北見工業大学で待っています!
M.Hさん
大学を決めるときは学部・学科だけではなくて、どんな研究をしている先生がいるのかやその大学特有の授業や行事も調べると、より大学生活が充実したものになると思います。
Y.Hさん
工学部に進みたいけれど、具体的にやりたいことが決まっていないという方には、北見工業大学をおすすめします。多くの選択肢が用意されているので、自分の興味や適性を見極めながら進路を決めることができます。受験生の皆さん、不安なことも多いと思いますが、応援しています。自分を信じて頑張ってください!
編集後記
女子小中学生向けのイベントは初開催でしたが、担当した女子学生の優しい声掛けや明るい雰囲気作りのおかげで、最初は緊張していた参加者のみなさんも「リケジョ」になった未来の自分の姿を想像しながら、楽しく参加していただけたのではないかと思います。
また、女子学生たちも試行錯誤しながらわかりやすく伝えることを意識し、指導することの楽しさを見出せたようで良かったです。今後も本イベントを継続して開催していく予定ですので、また機会がありましたらご協力をよろしくお願いします。
