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「リケジョのWA 2025」担当女子学生インタビュー!

リケジョの輪とは?

 日本のものづくり技術や産業技術は、かつては世界をリードしていましたが、現在は停滞している状況です。しかし、日本の技術力はこれからも国際社会において重要な役割を果たしていく必要があります。そのためには従来の枠にとらわれない、多様で柔軟な発想が必要です。
 このような背景から、近年女性の活躍を推進する企業が増えており、社会的に理工系女子学生育成の要請が高まっているため、北見工業大学では、総合型選抜コース確定枠(令和8年度以降はユニット確定枠)において、女子を対象とする「女子特別枠」を設定しました。

 また、ダイバーシティ推進への取り組みの一環として、オープンキャンパスのメイン参加者である高校生向けに、本学の女子学生が多様性のある学習環境の中で過ごす普段の学生生活や、柔軟な思考力・発想力を活かして行っている自身の研究活動などについて発表する場として、「リケジョの輪」を開催しています。
 そして昨年に引き続き、本学の女性教員と女子学生が講師となり、女子児童・生徒のみなさまに理科・工学の楽しさを知ってもらう機会として、「リケジョのWA」を開催しました。

 なお、今回から内閣府男女参画局「理工チャレンジ(リコチャレ)」のイベントとしても登録されています。

女子学生インタビュー

K.N さん

大学院博士前期課程 工学専攻
社会環境工学プログラム 2年

A.T さん

工学部 地球環境工学科
環境防災工学コース 4年

T.M さん

大学院博士前期課程 工学専攻
情報通信工学プログラム 2年

M.N さん

工学部 地域未来デザイン工学科
情報デザイン・コミュニケーション工学コース 4年

Y.H さん

工学部 地域未来デザイン工学科
情報デザイン・コミュニケーション工学コース 4年

Q1.今回のイベントについてお聞きします

Q1-① 女子小中学生に指導する中で意識したり、心がけたことを教えてください。

テーマ①:未来の命を守るために!地震や豪雨で起こる地盤災害を体験しよう

K.Nさん

「土いじりってやっぱり楽しいよね、大学の研究でもこんなに楽しく実験できるんだ!」と思ってもらえるように、自分も楽しみながら参加者のみなさんと一緒に実験することを心がけました。

A.Tさん

小中学生のみなさんが滅多に入ることのない大学に来てくれたので、緊張したり堅苦しくならないように、とにかく優しくて親しみやすいお姉さんでいることを意識しました。

テーマ②:プログラミング体験!好きなデザインでホームページを作ってみよう

T.Mさん

自宅にパソコンがないという方やパソコンに慣れていない方も多いかなと思ったので、なるべくわかりやすい用語に置き換えて説明するようにしました。また、ホームページのタイトルや画像選びの際、生徒さんが進めやすいように、興味のあることや好きな色についてのお話を聞いたりしながら進めるようにしました。

M.Nさん

私も同じく、パソコンにあまり慣れていない人にも分かりやすいように説明することを心がけました。また、分からなくて困っている人がいないか、周りに気を配るようにしていました。

Y.Hさん

本人がどのような色や文章にしたいのか考える時間を大切にしながら、何か迷っていそうな時には声をかけるよう意識しました。また、リラックスした状態で体験を楽しんでもらえるよう、柔らかい雰囲気づくりにも努めました。

Q1-② 本イベントに参加した感想を教えてください。

テーマ①:未来の命を守るために!地震や豪雨で起こる地盤災害を体験しよう

K.Nさん

参加者のみなさんが、「もう一回やりたい!」と何回も実験を楽しそうにしてくれていて、とても嬉しかったです。機会があれば、また小中学生のみなさんと実験をしたいと思いました。

A.Tさん

個人的に小中学生にとっては関心を持ちにくいテーマだと思っていたので、今回参加してくださったみなさんがとても楽しそうに実験に参加してくれて、すごく嬉しかったです。

テーマ②:プログラミング体験!好きなデザインでホームページを作ってみよう

T.Mさん

前回も講師として参加したのですが、2回目ということもあり、前回より余裕を持って参加することができました。自分の書いたプログラムがどう作用するのか視覚的に分かりやすいホームページを作成するという題材だったので、小中学生の方たちに興味を持ってもらいやすかったのではないかなと思います。

M.Nさん

ホームページのコードを書き換えてもらったところ、実際に表示が変わり、参加者のみなさんがとても喜んでいる様子を見て、私も嬉しくなりました。

Y.Hさん

作成したホームページにはそれぞれの個性が表れており、楽しい時間を過ごすことができました。中学生の間で流行していることや将来の夢について話を聞くことができ、とても興味深かったです。また、前回も参加した生徒さんが「文化祭のCMづくりに役立った」と話してくれたことが嬉しかったのと同時に、その意欲的な姿勢に感心しました。

Q2.ご自身のことについてお聞きします

Q2-① 北見工業大学へ進学した理由を教えてください。

A.Tさん

高校生の頃から道路の維持管理の仕事をしたいと考えていて、地元に寒冷地ならではの土木を学べる大学があるということで迷わず進学を決めました。

T.Mさん

工学部のある大学に進学したいと考えていたところ、高校3年生の時の担任の先生に進められたのがきっかけです。それから、雪が降る場所に住んでみたかったので北見工業大学を選びました。

K.Nさん

地域のマネジメントについて学びながら、将来自分が就職したい分野のインフラ・防災についても同時に学ぶことができることに魅力を感じて進学を決めました。

Q2-② 理系に興味を持ったきっかけやエピソードがあれば教えてください。

A.Tさん

小さい頃に祖父からもらった絵本の中で、北海道のカントリーサインが載っているページが大好きで、実際に道路脇に設置されているカントリーサインを見て道路や北海道の地理に興味を持ち、道路の維持管理の仕事をするため理系に進もうと思いました。

K.Nさん

小学生の頃に、インゲンマメの発芽の実験に使った種からインゲンマメを育てて収穫をした経験があり、その時に「理科って楽しい!」と感じたことが、理系に興味を持ち始めたきっかけです。

Y.Hさん

中学生の頃、理科の実験が綺麗だったことや、技術室にある機械をかっこいいと感じたこと、情報の時間にパソコンを操作するのが面白かったことなど、さまざまな経験の積み重ねが、理系に興味を持つきっかけとなりました。

Q2-③ 今所属している学科・コースを選んだ理由について教えてください。
また、大学院生の方は大学院進学を決めた理由もあわせて教えてください。

Y.Hさん

地域未来デザイン工学科情報デザイン・コミュニケーション工学コースを選んだ理由は、高校生の頃から機械を分解することが好きだったことと、パソコンを使いこなせる人になりたいと思ったことです。また、学部1年次に物理系や化学系、情報系などのさまざまな実験を経験する中で、自分でプログラミングしたものを動かす実験が最も楽しかったことです。

K.Nさん

東日本大震災の経験から、社会インフラに携わる仕事をしたいと考えるようになったため、地域未来デザイン工学科社会インフラ工学コースを選択しました。学部4年次の研究室配属後は、メタンハイドレートの採掘方法について研究をしています。なかなかメタンハイドレートに関われることは少ないので、この研究をもう少し続けたいと考え、大学院への進学を決めました。

T.Mさん

地域未来デザイン工学科情報デザイン・コミュニケーション工学コースを選んだ理由は、光情報処理という講義を受けてみたいなと思ったことと、コース選択の前に受けたPythonプログラミングの講義が楽しかったので選びました。大学院進学を決めた理由は、研究室で厳冬期の光学現象について取り組んでいるのですが、今後の人生で冬に-20度まで到達する場所に住むことはもうないかもしれないと思い、もう2年ここで研究したいと感じたことがきっかけです。

Q2-④ 理系を選んで良かったことや楽しかったことを教えてください。

M.Nさん

数学や物理で難しい問題が解けた時に、達成感を得られたことが良かったです。また、プログラミングでは、自分の考えたものが思い通りに完成したときに楽しさを感じました。

K.Nさん

私が所属する地盤工学研究室では、メタンハイドレートの研究の一環で、1年に1回は船に乗って海に調査に行きます。このよう経験は理系でなければできないことであったため、理系を選び、北見工大を選んでよかったと思っています。

T.Mさん

就職活動の際に、基本的にどの職種へも幅広く応募することができ、選択肢が多いなと感じました。高校でも大学でもそうですが、座学に加えて実験やグループワークなど主体的な授業がたくさんあって、毎日楽しく学ぶことができました。

Y.Hさん

工学の基礎知識が身についているため、関西万博に行った際にも新しい技術に関する展示内容を理解でき、時代の進化をしっかりと感じられた点が良かったです。また、遊園地の乗り物やロープウェイの乗り場にある技術紹介コーナーなどの内容も、知識とともに分かることが増えたので、並んでいる待ち時間も楽しめるようになりました。

Q2-⑤ 理系を選んで大変だったことはありますか?

Y.Hさん

理系を選んで大変だったことは、実験です。操作や実験自体は感動的で楽しいのですが、私が手先が不器用で大雑把な性格であるため、慎重に取り組まなければなりませんでした。また、実験のレポートをまとめることも大変ですが、そのおかげで文章構成や適切な日本語を書く力が身についたと感じています。

A.Tさん

元々物理以外の理系科目はそんなに得意ではないので、基礎科目のシンプルな数学や化学にはついていくのが大変でした。でも専門分野に進めば、自分のしたい勉強がメインになってきてモチベーションも上がるので、苦手なことがあっても頑張れました。

M.Nさん

プログラミングでは、思った通りに結果が出ないことが多く大変でした。エラーを修正すると、別の部分で新たなエラーが出ることもあり、難しいと感じましたが、その分やりがいがあり、思い通りに動いた時の達成感も大きいです。

Q2-⑥ 小中学生のうちから活用できる、おすすめの勉強方法があれば教えてください。

K.Nさん

少しの時間でいいので、その日に学んだことをその日のうちに復習することが大事だと思います。次の日に復習しようとしても、「なんだっけ?」と分からなくなることが多いので、当日中に復習しておくと、知識として定着する気がします。

Y.Hさん

好奇心を大切にし、興味を持った分野を深掘りする学び方がおすすめです。やる気が出ない時は、学んでいることが将来どのように活かせるのかを調べてみると、モチベーションが上がります。

A.Tさん

理系の科目も暗記の多い文系の科目も、とにかく同じ問題を繰り返し解いて解き方を覚えることが大事だと思います。あとは、私で言えば北海道の道路のような、興味のあることは深堀りして調べて知識として持っておくと、自分の好きな仕事を目指す時に役立つと思います。

M.Nさん

短時間で集中して勉強することです。だらだらと長時間勉強するよりも、短い時間にしっかり集中したほうが記憶に残りやすいと感じています。特に暗記科目は、短時間の学習を間隔をあけて、何度も繰り返す方法が効果的だと思います。

Q2-⑦ 大学生活で印象に残っているエピソードを教えてください。

A.Tさん

道東に馴染みのない札幌圏や道外出身の友人たちとよくドライブに行きますが、みんな北海道の色んな街の景色を楽しんでくれてとても嬉しいです。特に部活の同期と然別湖に行った時が、とても賑やかで楽しかったので印象深いです。

T.Mさん

研究室のみんなで、オンネトーや屈斜路湖に現地調査に行ったことが印象に残っています。凍った湖の上を歩いたり、アイスバブルやジュエリーバブルの写真を撮影したりして楽しかったです。あと、40度近くまで気温が上昇した夏の日に友人とアスファルトの上で目玉焼きを作ったのも印象に残っています。

K.Nさん

学部4年次の時、研究室のメンバーと先生と一緒に、極寒の2月に外で焼肉をしたことがとても印象に残っています。卒論発表が終わった解放感もあり、寒すぎてシャーベット状になったビールを飲んだあの瞬間は最高でした。笑

Q2-⑧ 卒業後に予定している進路や、将来の夢について教えてください。

M.Nさん

卒業後は、IT系の企業に就職することが決まっています。将来的には専門性の高い技術者として会社で活躍できるよう努力していきたいと考えています。また、新しい技術や知識を積極的に学び、チームに貢献できる人材を目指します。

A.Tさん

学部卒業後は大学院に進学して、研究をしながらより知識を深め、修士取得後は北海道でたくさんの道路の維持管理の仕事に携わりたいです!

T.Mさん

卒業後は、システムエンジニアとして働く予定です。自分の作製したものが目の前で動くのを実感することが好きなので、そのような仕事に携わることができればいいなと思っています。

最後に、北見工業大学への進学を考えている受験生へ先輩としてのアドバイスやメッセージをお願いします。

T.Mさん

北見工業大学は寒冷地にあるということや、コース分けが入学してからということもあって、興味のあることややりたいことを見つけやすく、また自由にのびのびとやらせてもらえる環境だなと感じています。なので、今学びたいことややりたいことが決まっている人にも、まだ悩んでいる人にもとっておきの場所だと思います。

M.Nさん

大学では自分の選択した分野を専門的に学ぶことができます。また、短期留学や北海道ならではのアルバイトなど、さまざまな経験ができる場もあります。勉強が大変だったり、これからのことに不安を感じたりすることもあると思いますが、ぜひ頑張ってください。

女子小中学生向けのイベントとして、2回目の開催となりましたが、前回もご参加いただいた方もおり、理工系分野に関して強い学習意欲を持つお子様とその保護者様にお集まりいただき、大変うれしく思います。
また、女子学生たちも緊張気味の参加者にわかりやすく伝えることを意識し、教え方を工夫するなど、より良いイベントづくりに協力いただき感謝いたします。また、指導していく中で自身の成長にもつながったようで、良かったです。未来の“リケジョ”人材育成のため、今後も本イベントを継続して開催していく予定ですので、また機会がありましたらご協力をよろしくお願いします。